BDRチューニング腰下編

BDR エンジンチューニング腰下編。

国内向けレースエンジンの作製ばかりしていたので、後輩からCosworth BDRエンジンのチューニングを引き受けた当時はまったくと言っていいくらい英国部品の知識がなく、知り合いの英車屋さんでクランク、ピストン、コンロッドなどを見せてもらいましたが、どれも使いたくなるような代物ではありませんでした。

ここで言う「使いたくなる代物」とはエンジン作成者である自分が納得して御客さんに御薦めできるような部品達では無いと言う事で、誤解されないようにもう少し補足するとエンジンの状態を見てこのエンジンはこの方向に持って行きたいと言う意図で使えないと言う意味です。けっしてダメな部品達では有りません。

仕方が無いのでクランクのワンオフは何回も作った事が有るのでクランク屋さんに相談して自分で作る事にしました。
クランク屋さんに相談したところBD用のクランクは以前作ったことがあると言う事だったので図面を見せてもらいましたが、形状が古いためカウンターウェイト量を減らすことなく、クランク軽量を実現するために最新のエアロカウンタータイプにすることにして図面からの製作です。

通常はSCM(クロモリ材)ですが、TRDレース用指定の材質SNCM(ニッケルクロモリ材)にし、ストローク、ジャーナル寸法等など見直し、レスポンスと強度を両立したクランクを作る事ができました。

ピストンは3リングが可能なショートピン、ロングコンロッドで特注製作し、最終的なバルブリセス、TOP形状は仮組みしながら自分で加工し決めました。

その他の部品はCosworth.USAにて調達しました。

以上がBDR 1800 Spec-1のエンジン仕様です。

筑波サーキットではブイブイいわせているようですが打倒BDGと言う事で現在はBDR 1800 Spec-2製作中です。

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